外国為替市場で、一般的に1日の寄り付きは、日本時間午前9時の東京の寄付きを指し、1日の引けは夏時間で日本時間午前6時(冬時間で午前7時)のニューヨーククローズを言います。
そしてこの間のOHLC(Open/High/Low/Close)を、一般的には24時間の寄り付き/高値/安値/引け値として見ており、マーケット関係者はかなり神経質にこれらの水準を気にしています。
なぜなら、これらがレジスタンスになったり、サポートになったり売りサインになったり、買いサインになったりするからです。 私自身も基本的にはこの考え方にしたがって、チャートを見ていますが、いつまでたっても拭えぬ疑問を持っています。
それは、ニューヨーククローズ(夏時間日本時間午前6時、冬時間で午前7時)から東京オープン午前9時までの2~3時間の空白地帯をどう説明するのかということです。
この2~3時間は、いわゆるオセアニアタイムにあたりますが、意外とこの時間帯に場外乱闘が起こり、オフィシャルな高値を超えたり安値を下回ったりする水準での取引が成立しています。
これを場外として別扱いするのは、為替市場が24時間のノンストップのマーケットであると言う以上、無理があるのではないかと正直なところ思っています。
ですから、実際にチャートを見る上では、個人的には、1日を東京午前9時から翌日東京午前6時(夏時間で午前7時)と見る一般的な見方と、東京午前9時から翌日東京午前9時を1日丸々24時間として見る見方の両方を併用して分析するようにしています。
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