投資

株価指数CFDセミナーに300人来場 投資家の期待高まる

 2016年6月27日、東京金融取引所の「くりっく株365」(取引所株価指数証拠金取引)にダウ・ジョーンズ工業株価平均を原資産とするNYダウ証拠金取引が加わることが決定。これを受けて、株式会社マネースクウェア・ジャパン(以下M2J)が、2016年6月11日に「NYダウ証拠金取引スタート記念セミナー」を開催した。

 株価指数証拠金取引とは株価指数を投資対象とする商品で、差金決済取引(CFD)の一種。少額からでも取引が可能で、レバレッジ効果を使って大きなリターンを狙うこともできる。また、株価指数へ投資をするということは分散投資効果が働き、個別株への投資と比べてリスクが抑えられる特徴がある。銘柄選択の必要もないため、初心者でも取り組みやすいサービスとして注目を集めている。

 これまでM2Jが取り扱う株価指数証拠金取引は日経225証拠金取引のみであったが、NYダウ証拠金取引と同時に、ドイツのDAX®証拠金取引、イギリスのFTSE100証拠金取引もラインナップに加わる。株価指数証拠金取引の幅が広がることだろう。

 同セミナーには300名以上が集まり、個人投資家の株価指数証拠金取引への関心の高さがうかがえた。「株」でも「投資信託」でもない、「株価指数」で始める新しい資産運用のかたちが個人投資家へ向けて提示された格好だ。

 
 M2Jによる本セミナーは3部構成で展開された。第1部では『基礎から学ぶ株価指数CFD』をコンセプトに、株価指数CFDへの投資のメリットや、取引のノウハウをM2Jコンサルタントの小暮祐輝氏が解説。

 経済成長率(給与の伸び率)に対し、資本収益率(投資によるリターン)の方が大きいといわれている時代だからこそ、が資産運用をする必要性が説かれ、その資産運用の一つの選択肢として株価指数証拠金取引の魅力について語った。また、6月27日から取引対象となるNYダウ株価平均、ドイツDAX(R)株価平均、英国FTSE100、それぞれの株価指数についての説明も行われた。

 第二部ではファンドマネージャー西山孝四郎氏が登壇。『2016年後半のマーケット見通し』をテーマに、自らの知識と経験に基づく説得力のある講演が続いた。中でも、今後の相場において、重要なのは“防御”であり、ストップロス注文を置くことの重要性を西山氏は力説した。

 第三部では、西山氏と、M2Jシニアコンサルタントの比嘉洋氏が『本音で対談!スペシャル・ディスカッション』と題して対談。日米政策会合とイギリスのEU国民投票の行方を読み解いた他、株価指数証拠金取引についてのアドバイスなどを行った。

 今回のための特設口座開設コーナーでは、本セミナーを聞いた新たな口座開設希望者でにぎわった。自身の資産運用に悩む人々が株価指数証拠金取引を始める大きなきっかけを作るセミナーになったようだ。

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