今年の夏のボーナスは、過去5本の指に入る高水準だと言われている。景気回復があまり見込めない現状を鑑みると、ボーナスを無駄遣いせず、上手に運用させて増やしたいところ。
とはいえ、日本は超低金利の時代。それならば、外貨で貯めればいいのでは? しかも今は円高だから、円安になれば儲かるかも…なんて期待が膨らみがちだが、“外貨預金は手数料が高い”という落とし穴がある。ファイナンシャルプランナーの深野康彦さんが解説する。
「例えば米ドルの場合、為替手数料は円←→ドルの往復で2円。1ドル105円で2円かかれば約1.9%のコストです。それで金利は0.2%ですから、預けるだけで元本割れ。円安にならない限り利益が出ないので、非常に危険」(深野さん)
金利が低いのは日本だけでなく、世界中どこも同じ。手数料を取られる分、外貨預金は割高だと考えたほうが良さそうだ。
※女性セブン2016年7月14日号