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テレワークと在宅勤務、テレビ会議とWeb会議、どう違う?

テレワークには3つのタイプがある

テレワークには3つのタイプがある

 急速に普及しつつある「テレワーク」。オフィス以外で働く新しい働き方として注目を集めているが、テレワーク=在宅勤務と思っていないだろうか?

 そもそも、テレワークは働く場所によって「在宅勤務」「モバイルワーク」「サテライトオフィス勤務」の3つに分けられる。在宅勤務はテレワークのスタイルのひとつだ。在宅勤務は、今までオフィスで仕事をしていた従業員が自宅で仕事をする働き方で、育児や介護などがあったり、身体の障がいやケガなどで通勤が難しい従業員に向いている。

 モバイルワークは移動中や営業先、カフェなどで場所を問わず時間を有効に使って仕事をする働き方だ。営業やサポートサービスなど、顧客対応を主な業務とする従業員に向く。

 サテライトオフィス勤務は、勤務先以外のオフィススペースで仕事をする働き方で、自社または数社共同で利用するサテライトオフィスやレンタルオフィスなどが利用される。サテライトオフィス勤務は、時間的、距離的に勤務先へ通勤するのが難しい人などに活用されている。

 同じく間違えやすいのが、「テレビ会議」と「Web会議」の違いだ。同じリモート会議でも、テレビ会議は「多人数が会議室に集まって会議を行うもの」、Web会議は「自席で会議を行うもの」と大まかに区別できる。

それぞれ、使用する機器やシステムも異なる。テレビ会議システムは会議室内に映像を映すカメラやモニター、マイク、スピーカーといった専用の機材を使うことが多いが、Web会議システムはアプリを使ってパソコンやタブレットで行う。カメラやマイク、スピーカーは基本的にパソコンやタブレットに内蔵されているものを使うケースが多い。テレワークで主に利用されるのはWeb会議システムだ。

※週刊ポスト2020年8月1日号増刊『ゼロから始めるテレワーク最強攻略ガイド』より

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