「住みたい街ランキング（関東）」で4位に入った大宮駅の駅前
SUUMOが発表している「住みたい街ランキング」の関東の最新版（2020）で、大健闘しているのが大宮（埼玉県さいたま市）。渋谷、新宿、池袋を凌ぎ、横浜、吉祥寺、恵比寿に次ぐ4位という結果となった。もっとも、人気が高ければ当然家賃も高くなるが、大宮からなるべく近くて家賃が安い駅はないだろうか？ 「大宮駅から10分以内で家賃相場が一番安い駅」について、ライターの金子則男氏が解説する。
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毎年、発表されるたびに大きな話題になる「住みたい街ランキング」。大宮が4位と聞けば、都内在住者の中には驚く人もいるかもしれませんが、この街のポテンシャルをナメてはいけません。
大宮駅を通っているのは、京浜東北線、宇都宮線、高崎線、埼京線、川越線、北海道新幹線、東北新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、上越新幹線、北陸新幹線と、JRだけでも11線。新幹線はすべての列車が停車しますし、東武野田線、埼玉新都市交通・ニューシャトルも通っています。
駅前には高島屋、そごう、ルミネがあり、駅周辺は県下最大の繁華街となっていて、近隣にはさいたまスーパーアリーナ、氷川神社、NACK5スタジアム大宮などもあります。池袋まで26分、新宿まで32分、渋谷まで38分ですから、らくらく通勤通学圏内。そんな大宮駅の家賃相場は7.55万円（ワンルーム・1K・1DK。ライフルホームズ調べ。7月8日時点）ですが、ちょっと離れるだけで家賃はグッと下がります。路線別にいくつか見てみましょう。
【JR】
京浜東北線、宇都宮線、高崎線、埼京線、川越線の5線の中で、まず目に付くのが、京浜東北線の与野と、埼京線の南与野です。いずれも大宮より都心寄りですが、与野は6.01万円、そして南与野は4.96万円と、かなりやすくなります。「通勤通学は都内、遊ぶのは大宮」という方は、選択肢のひとつになりそうです。
都心と逆方向に向かえば、家賃は一気に2万円前後下がります。高崎線の宮原が5.29万円、上尾が5.30万円、北上尾が5.09万円、桶川が5.18万円、宇都宮線の土呂が5.36万円、東大宮が4.69万円、蓮田が5.20万円、川越線の日進が5.75万円、西大宮が5.79万円。安さで選べば東大宮、駅前の栄え方で言えば上尾がトップでしょう。
