ラウンドワン(4680)市場平均予想
企業概要
同社は、ボウリング、アミューズメント(ゲームセンター)、カラオケ、スポッチャ(バッティングセンターや卓球などスポーツを中心とした時間制の施設)とボウリング場を中心に、様々な娯楽を提供する複合レジャー施設を全国展開しています。
既にボウリングブームが去っていた1980年、ローラースケートからの出発でした。現在の屋内複合施設型をスタートしたのは1990年。中古ボウリング場を賃借して始めたのがヒットしたのでした。1カ所でボウリングの他、カラオケやゲーセン、釣りまで、様々なレジャーを楽しむことができる「複合レジャー施設」なので若者からシルバー層まで幅広い利用層を取り込むことができる特徴を持っています。
注目ポイント
レジャー市場全体において市場シェア5%を握りながらも、市場環境はやや厳しい印象ですが、業績は回復基調にあり、中期的には米国事業の拡大によって更なる業績拡大が見込めると思います。市場開拓余地の大きい米国に加え、国内でもスクラップ&ビルドが進められており、ショッピングモールなどへの出店によって利用客拡大が見込まれます。
短期的にはアミューズメント事業がけん引役となり、新規導入されるゲーム機の動向が注目されます。
黒字転換を迎えた同社ですが、財務面も回復しています。有利子負債は228億2600万円ありますが、現金等が231億円あるため、実質無借金となります。純資産有利子負債比率は、0.46倍となっており、11/3期の1.7倍や13/3期の1.5倍に比べると健全化が進んでいます。
株主還元には前向きで、安定した配当を実施しており、17/3期は20円とする方針です。また、株主優待を見ると、優待利回りは4.9%(算出株価810円、3月、9月の2回で)あります。100株以上で500円券4枚、500株以上で8枚という内容で、100株以上保有しているとクラブカード引換券2枚、「健康ボウリング教室・ボウリングレッスン」優待券1枚をもらえます。
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