世界中を席巻しているスマホゲーム「ポケモンGO」が7月22日、ついに日本国内で配信開始された。共同開発した任天堂をはじめ、提携する日本マクドナルドホールディングスや子会社が万博記念公園の大型複合施設「エキスポシティ」で「ポケモンEXPOジム」を運営するサノヤスホールディングスなど関連銘柄も軒並み上昇。同日の株式市場は「ポケモノミクス」で大賑わいを見せた。
気になるのは、今後の株価動向だ。すでに市場関係者の間では「国内配信の開始で好材料出尽くし」という見方も広まっており、任天堂株は22日午前に一時3万円近くまで急騰したものの、午後は失速。前日比220円高の2万8220円で取引を終えた。
だが、カブ知恵代表・藤井英敏氏は「こんなところでは終わらない」と見る。
「これまでの株価推移も専門家の予想を裏切ってきたように、株式市場で10人中9人が『材料出尽くし』と予想しているということは、そうならない可能性は十分ある。むしろここから加速すると考えた方がいいかもしれません」
それを予感させる材料として挙げられるのが、日経平均構成銘柄への採用の思惑だ。