「地方銀行や信用金庫の特典付き定期預金は、かなりお得。実はぼくも、城南信用金庫の『懸賞付き定期預金』をやっていて、何度かお米が当たったことがあるんです。やっぱり現物支給はうれしいもの。しばらく米は『城南』でもらえるから買わないという時期がありました」
そう話すのは経済アナリストの森永卓郎さん。「マイナス金利の今こそ、特典付き定期預金を始めるべき」と力説する。
「6月に広島『もみじ銀行』による『カープV預金』(※カープの最終順位に応じて金利が上乗せされる定期預金)に1981億円集まったことがニュースになりましたが、特典付きの預金自体は、かなり前からあったんです。本当は、マイナス金利に伴って、銀行側も経営が厳しくなるから特典を付けるのをやめたいくらいなんだけれど、やめるとお客さんが減ってしまうから続けるしかない。『特典付き』は銀行側が少々懐を痛めながらやっているサービスなんです」(森永さん)