話題の株主優待の最新情報をお届けする「優待四季報」。2016年秋の新設情報と拡充情報から注目のものをピックアップする。
オンライン旅行販売のエボラブルアジアは、保有株式数に応じたポイントを付与し、希望商品と交換できる優待を新設した。継続保有でポイント数は1割アップするうえ、最大3年繰り越すことが可能だ。少ない株数でも高価な景品を狙うチャンスがあり、保有の楽しみが増えそうだ。
2016年の注目IPO(新規上場)銘柄のひとつ、コメダHDの優待は傘下の珈琲店で使える電子マネーだ。紙の優待券だと現金を足したり、逆に不要な注文をしてしまうものだが電子マネーならその心配はない。さらにギフトも選択でき、回数も年2回と「全部乗せ」ともいえる充実の内容だ。
第一交通産業のタクシークーポン券もユニークな優待だ。交通系の優待は飛行機や鉄道のイメージが強いが、最近はレンタカーなど車関連も目立つ。
変更組では、居酒屋のチムニーが今年度に限り優待を年3回にする。12月決算から3月決算への移行に伴い、権利確定月も変更になるための「太っ腹」な措置だ。今から買っても12月と3月に優待が受けられ、株主にはうれしいボーナスとなりそう。