社会人なら誰しも一度は書いたことがあるであろう履歴書。昨今は書類選考時に紙の履歴書や職務経歴書を提出させる企業は少数派になっており、多くの会社でウェブ上のエントリーシートに記入してオンラインで応募するスタイルをとっている。
企業の公式サイトの採用ページから応募させるところもあれば、転職エージェント、転職サイトを通じて情報を提示させる企業もある。これらのエントリーシートでは履歴書や職務経歴書が一体となったものが一般的だ。
手書きと違い、電子上ではいくらでもコピー&ペーストしてエントリーシートを量産できるため、手軽に多くの企業に応募できる反面、注意散漫となりミスも頻発する。転職活動で応募書類のミスなんて問題外……と一笑に付すことができないほど、履歴書(エントリーシート)の記入ミスはやりがちなのだ。
NEWSポストセブン「転職研究室」では20~60代の男女に対して「コロナ禍における転職の検討状況」についてのアンケートを行い、転職(活動を含む)を経験した人551人から回答を得た。
その結果、回答者551人中、「職歴の勤務年数や日付を間違えてしまったことがある」人が93人もいた。「誤字・脱字を修正せず送付してしまったことがある」人も70人、「コピー&ペーストしたものを修正し忘れたことがある」人は41人だった。
にもかかわらず、続く「失敗した履歴書が転職活動に及ぼした影響」についての質問には221人が「影響はなかった」と答えている。確かに、ミスの許容度には企業によって差があるのかもしれない。