民間企業の平均給与は1997年をピークに右肩下がりを続けている。アベノミクスの恩恵は一部の大企業のみで、中小企業で働く人々の生活は厳しくなる一方だ。しかし、その下がっている給与でさえ、保証されているわけではない。
ボストンコンサルティンググループの予測によれば、2025年までにすべての職業の4分の1がロボットやAIによって代替されるという。今の給料でも十分、といってのんびりしていては、最低限の収入さえ確保できなくなる可能性がある。
公的年金にも期待できない現状、将来に備えて、会社の給与以外にも副業や投資で収入を得られる仕組みを作っておきたいところだ。とはいえ、サラリーマンとして働きながら、副業・投資を実行する時間を生み出すのは簡単ではない。知識や技術はもちろん、大きな元手も必要になる。
節約してひたすら貯金、という手もあるが、大手銀行の金利は軒並み低く普通預金で0.001%程度。100万円貯金をしても年間10円の利息しかつかないのが現状だ。これでは資産を大きく殖やすことは難しいだろう。
そんななか、副収入を得る手段として注目を集めているのが、FX(外国為替証拠金取引)だ。FXは24時間動いている為替相場で取引するため、日中忙しいサラリーマンでも利用できる。レバレッジを効かせて少額から大きな金額を取引できる点も魅力だ。
FXはハイリスク・ハイリターンのイメージが強く、為替相場を分析するための知識・情報収集の面からもハードルの高さを感じる人は多いだろう。そんなFXビギナーを強力にサポートしてくれるのが「リピート系注文」ツールだ。
リピート系注文とは1回の注文に対し、それぞれの設定ルールに基づいて、自動的に繰り返し売買が行われるもの。主なものでは、マネースクウェア・ジャパンの「トラリピ」(トラップリピートイフダン)、YJFX!の「リピートトレール注文」、外為オンラインの「iサイクル注文」などに加え、FXブロードネットが提供している「トラッキングトレード」も注目を集めている。
FXに関する書籍・雑誌記事を数多く手掛けるカリスマFXライター・高城泰氏によれば、「トラッキングトレード」の最大の特徴は“わかりやすさ”にあるという。
「『トラッキングトレード』は、ユーザーの資金量にあわせて最適な取引量を自動的に計算してくれます。『資金10万円で取引するときの最適な取引量は?』といわれても、初心者はすぐに数字をイメージすることができません。当てずっぽうで『1万通貨くらいかな?』と思って取引を始めると、資金に対して取引量が多すぎて、ちょっとした為替変動で思わぬ損失を被ることもあります。そうした初心者が陥りがちなリスク管理の失敗を、防ぐことができるのです」(高城氏)
FXのリピート系注文を利用する際は、『どのくらい為替レートが動くか』、『想定される変動幅の中でどうリピートさせるか』、『ポジション間隔はどのくらいが適当か』といった戦略を決めなければならないが、トラッキングトレードを使えば、こうしたハードルを簡単に超えることができる。
「『トラッキングトレード』は10万円程度から始めることができるため、FXの入門に最適です。設定どおりに自動で売買してくれるので、期待や不安、恐怖といった感情にとらわれず、淡々とトレードできるのも大きなメリットです。新規注文や決済の発注機能だけでなく、リスク管理機能まで備えた高度な発注管理機能であるため、使い方次第で大きな収益を生む可能性を秘めています」(高城氏)
こうした「トラッキングトレード」の活用法を高城氏がまとめたのが、現在発売中の『FXらくらくトレード新入門』(KADOKAWA)だ。ブロガー/トレーダーの「サトウカズオ」氏、「ゆったり為替」氏、「ひろぴー」氏ら、多くのFXトレーダーが愛用しているというトラッキングトレードを徹底活用すべく、参考にしてみてはいかがだろうか。