物価高が続き、家計は苦しくなるばかり。「子育てで休んでいたけれど、今年は働かないと」と考えている人や「いまの仕事の幅をもっと広げたい」「もっと稼げる方法はないかしら?」と思っている女性も多いだろう。
そこで役立つのが「資格」だ。人生100年時代、長く働き続けるうえでも取得した資格は大きな武器になる。ファイナンシャルプランナー(FP)の風呂内亜矢さんは、資格を取るポイントについてこうアイバイスする。
「稼ぐという観点から言うと、これからの時代はひとつの資格だけでは難しい。複数の資格や自分のキャリアとの掛け合わせをすることが収入アップにつながります。例えば同じFPでも、ITに強い、不動産に強いとなるとライバルは少なくなり、稼ぐうえで有利になる。
とはいえ、自分自身が興味のないものはパフォーマンスが落ちる可能性があるので、あまりおすすめできません。これから資格を取ることを考えている人は、まずは間口を広く、好きな初級資格に取り組んで、興味が持てるもの、現在の業務に近いものを掘り下げていくといいでしょう」
ひと口に資格と言っても、簡単に取得できるものから超難関なものまで、難易度はさまざま。しかも、それがどれだけ稼ぎにつながるか千差万別だ。
せっかく費用と時間、労力を費やして資格を取得するのなら、それをしっかり仕事や収入アップにつなげたい。
そこで、お金と資格の専門家10人が「コスパがいい女性の資格」を厳選し、ランキングを作成した。
【ランキングは、10人の「お金と資格の専門家」が「取得しやすい資格」「稼ぎやすい資格」を挙げ、それぞれ1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として集計。
荻原博子さん(経済ジャーナリスト)、鈴木秀明さん(資格コンサルタント)、高村祐規子さん(女性専門のキャリア&マネーコンサルタント)、林雄次さん(資格ソムリエ)、風呂内亜矢さん(ファイナンシャルプランナー)、丸山晴美さん(節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー)、望月遼馬さん(『日本の資格・検定』編集部)、森本貴子さん(Gift Your Life株式会社東京中央支社長)、横川由理さん(FPエージェンシー ファイナンシャルプランナー)、formie 編集部】