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大前研一「ビジネス新大陸」の歩き方

経営コンサルタント・大前研一氏が、ビジネスの最新潮流を読み解く週刊ポスト連載(一部抜粋)。最新刊は『新版 第4の波 AI・スマホ革命の本質』(小学館新書)。

「○×式テスト」の問題点とは(イラスト/井川泰年)
日本人が英語やITが苦手な背景に「○×式」の学力テストの存在 「文科省は子供たちの未来を奪っている」と大前研一氏指摘
 経営コンサルタントの大前研一氏は「日本衰退の本質的な原因は文部科学省による旧態依然とした教育にある」と指摘している。中でも“時代遅れの象徴”なのが、「○×」で答える設問が多い「全国学力・学習状況調査(…
2024.10.05 07:00
週刊ポスト
日本の将来を左右する重大な問題が議論されていない(イラスト/井川泰年)
《大前研一氏が提言》国家衰退の危機を議論しない自民党総裁選候補は“全員失格” 日本復活のためには教育改革の断行を
 9月27日に投開票を控える自民党総裁選の主な争点として、裏金事件、憲法改正、解雇規制の見直しなどがあるが、「今、この国の政治家が議論すべき最大のテーマは、『国家の衰退からどう脱するか』である」と断じる…
2024.09.21 16:00
週刊ポスト
「8月大暴落」の根本的な原因は(イラスト/井川泰年)
日本株“ジェットコースター相場”を生んだ「8月大暴落」 根本的な原因はアベノミクスと異次元金融緩和の後遺症である
 9月に入っても不安定な展開が続く日本の株式市場。その発端となったのは、8月の日経平均株価の大暴落だ。米雇用統計や日銀の利上げを受けて、投資家たちが“狼狽売り”に走ったと言われているが、その根本的な原因…
2024.09.12 16:00
週刊ポスト
勝利はどちらの陣営に?(イラスト/井川泰年)
米大統領選のカギとなる“副大統領候補選” ハリス氏&ウォルズ氏が「ダブルヘイター」を取り込み、初の女性大統領誕生か
 いよいよ11月に米大統領選が実施される。共和党の候補トランプ氏と民主党の候補ハリス氏の支持率が拮抗する中、経営コンサルタントの大前研一氏は「カギを握るのは副大統領候補」と指摘。米大統領選の行方を大前…
2024.09.07 07:00
週刊ポスト
欧米各国で“民衆の自分ファースト化”が進んでいる(イラスト/井川泰年)
もはや「右」も「左」もなくなった 英米仏の選挙で顕在化する“民衆の自分ファースト化”
 米大統領選を今秋に控える中、それに先んじてイギリスとフランスでは解散・総選挙が行われ、政権交代・政権崩壊が相次いだ。こうした各国の選挙を見て、経営コンサルタントの大前研一氏は「イデオロギーで葛藤す…
2024.08.25 07:00
週刊ポスト
スキルと時間を“バラ売り”する時代へ(イラスト/井川泰年)
「タイミー上場」が象徴する働き方の変化 海外でも定着する「自分のスキルと時間を“バラ売り”するスタイル」
 人手不足解消のため、人材マッチングサービスに注目が集まっている。スポットワークのマッチングサービス「タイミー」が新規上場したことも話題となった。経営コンサルタントの大前研一氏は、AI時代に求められる…
2024.08.09 16:00
週刊ポスト
「国民データベース」の導入で何が実現できるか(イラスト/井川泰年)
マイナンバー制度が抱える問題点を解決できる制度とは? 同性カップル、夫婦別姓、養子縁組にも対応できる「国民データベース」の導入を大前研一氏が提唱
 自民党は3年ぶりに「選択的夫婦別姓」のワーキングチームを再開したが、意見の集約に四苦八苦している。「問題の原因は『家族』を単位にしているから」と指摘するのは経営コンサルタントの大前研一氏だ。大前氏は…
2024.08.06 07:00
週刊ポスト
日銀の異次元金融緩和はもはや期待できない(イラスト/井川泰年)
世界的株高の裏に潜む「大恐慌のリスク」 100年前の世界恐慌と酷似している今の状況と過去から学ぶべきこと
 アメリカの代表的な株価指数「S&P500」は6月も史上最高値を更新し好調を維持。そうした影響を受け日本株市場も底堅く推移している。しかし、経営コンサルタントの大前研一氏は、「戦争、パンデミックからイ…
2024.07.06 07:00
週刊ポスト
西武HDとJR東日本が合併したらどんなメリットがあるか(イラスト/井川泰年)
大前研一氏が考える“西武HD復活への道” 「競合しているJR東日本との合併」で得られる3つのメリット
 西武ホールディングス(HD)は、東京都千代田区の赤坂プリンスホテル跡地に建設した複合ビル「東京ガーデンテラス紀尾井町」を2024年度中に売却すると発表した。経営の立て直しを図る西武HDが復活するにはどのよ…
2024.06.22 07:00
週刊ポスト
少子化対策を担う新省まで設立した韓国の尹錫悦・大統領(イラスト/井川泰年)
日本以上の超少子化に苦しむ韓国 若年層は「ヘルコリア」と自虐、高齢者の貧困層も拡大し“絶望の国”と化している
 2023年の日本の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に生む子供の数)は1.20と発表されたが、韓国では同0.72となっており、日本以上に少子化が加速している。韓国で超少子化が進む背景に何があるのか、経営コンサルタ…
2024.06.13 07:00
週刊ポスト
もし自分が石川県知事だったらどう対応するか?(イラスト/井川泰年)
能登復興には市町合併も見据えてインフラの「集約化」を 大前研一氏が考える早期復旧案
 能登半島地震の爪痕は深く、復旧・復興の遅れが目立つ。馳浩・石川県知事は被災者の声や有識者の意見を聞きながら復興プランをまとめているが、経営コンサルタントの大前研一氏は「トップダウンで進めるインフラ…
2024.06.02 07:00
週刊ポスト
内閣支持率挽回のため様々な政策を打ち出しているように見えるが…(イラスト/井川泰年)
賃上げを強調する岸田首相の姑息なレトリック 「所得」と「賃上げ」を使い分けて国民を欺こうとしているのか
 歴史的物価高は続くものの、実質賃金は24か月連続マイナスと過去最長を記録。インフレが進む先進国に比べ、なぜ日本では賃金が上がらないのか。経営コンサルタントの大前研一氏が日本の賃金が上昇しない背景につ…
2024.05.25 07:00
週刊ポスト
インバウンドを本気で呼び込むために必要なこととは(イラスト/井川泰年)
日本人にとって「何もない田舎」こそがインバウンドを呼び込む観光資源となる理由 オーバーツーリズム回避も可能か
 ゴールデンウイークは、国内の旅行客とインバウンド(訪日外国人旅行)で日本各地が多いに賑わった。しかし、特定の地域に観光客が急増するオーバーツーリズムの問題も深刻化している。インバウンド需要を取りつ…
2024.05.10 07:00
週刊ポスト
マイナンバーカードの利用率が上昇しないのはなぜか(イラスト/井川泰年)
【アナログ日本の象徴】券面デザイン一新で露呈する“使えないマイナンバーカード” マイナ保険証は国家公務員でも利用率4%台
 3月には新たな券面デザインが発表されるなど、その普及に向けて様々な施策が打ち出されているマイナンバーカード。だが、経営コンサルタントの大前研一氏は「今のデジタル庁に任せていたら、この国は永遠にデジタ…
2024.04.28 07:00
週刊ポスト
日本は半導体戦争にどう挑むのか(左からラピダスの小池淳義・社長と東哲郎・会長/時事通信フォト)
税金1兆円を投じる半導体国策プロジェクト“ラピダス”は「高尾山で登山訓練してエベレストに挑むようなもの」 日本に残された“ひとつの勝機”とは
 日本国内で最先端の半導体製造を目指す株式会社ラピダスが設立され、政府が全力を挙げて支援を進める。エヌビディアとTSMCが二強として世界市場に君臨する「半導体戦争」に日本はどう立ち向かうのか。半導体ビジ…
2024.04.19 07:00
週刊ポスト
改憲議論が遅々として進まないのはなぜか(イラスト/井川泰年)
憲法改正の争点は「9条」でも「緊急事態条項」でもない、喫緊の課題は「国の統治機構の刷新」 大前研一氏が指摘
 自民党は3月の党大会で憲法改正について「本年中に改憲実現のため、国民投票を通じ国民の判断を仰ぐことを目指す」と明記した。岸田文雄・首相は自身の総裁任期中に憲法改正を実現したいと話すが、改憲議論が本格…
2024.03.30 07:00
週刊ポスト
自民党が生まれ変わるために何が必要か(イラスト/井川泰年)
自民党の派閥解体でも「政策集団としては存続する」の欺瞞 人材育成の仕組みがないままでは「徒党」で終わる
 岸田文雄・首相は支持率挽回を狙って自民党の派閥解体に踏み切ったが、そもそも派閥は必要ないもので「派閥で徒党を組もうとするのは何かと不安だから」と指摘するのは経営コンサルタントの大前研一氏だ。「その…
2024.02.28 07:00
週刊ポスト
大学まで無償化する必要があるのか(イラスト/井川泰年)
東京都の「大学無償化」方針への疑問 大学は「稼ぐ力」を身につける教育機関であり、行くのは自己責任
 東京都の小池百合子知事は2024年度から都内の高校と都立大学の授業料について、所得制限を撤廃して無償化し、私立中学校の授業料に対する年間10万円の補助も所得制限を撤廃する方針を決定した。この施策について…
2024.02.26 07:00
週刊ポスト
血税の垂れ流しは続く(イラスト/井川泰年)
【大阪・関西万博】開催地の首長が「国の事業だから赤字になっても負担しない」と語る本末転倒 「血税の垂れ流し」はどこまで続くのか
 2025年に開催予定の「大阪・関西万博」のコストが膨らんでいる。当初の見積もりからほぼ倍増しているが、そこにどれほどの税金が費やされるのか──。経営コンサルタントの大前研一氏は「もうこれ以上、国が万博を…
2024.01.27 07:00
週刊ポスト
日本だけではなく世界中で頼れるリーダーがいなくなったのはなぜか?(イラスト/井川泰年)
G7の主要国が指導力を失い、G20も機能しなくなった『Gゼロ状態』 なぜ世界で“リーダー不在”が広がっているのか
 裏金問題などで国民の不支持は高まり、足元が揺らぐ岸田政権。しかし世界を見渡すと、アメリカ・バイデン政権やイギリス・スナク政権の支持率は低迷しており、G7の首脳たちも政権維持に汲々としている。「確たる…
2024.01.08 07:00
週刊ポスト

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