閉じる ×

橋爪大三郎 の記事一覧

天安門事件の2日後、天安門広場の北側を東西に走る長安街で警戒に当たる中国軍戦車部隊(1989年6月撮影。AFP=時事)
【橋爪大三郎×峯村健司】天安門事件の経済制裁解除に日本がいち早く動いた裏事情 苦境の中国に利用された「天皇訪中」の真相
 民主化を求める学生や市民に銃口を向け、中国共産党が武力弾圧した1989年6月4日の「天安門事件」。事件後、各国が中国を非難し厳しい経済制裁を課すなかで、いち早く制裁解除に動いたのが日本だった。中国に関す…
2025.02.11 07:00
マネーポストWEB
「天安門事件」の真相とは(1989年6月撮影。AFP=時事)
【現代中国最大のタブー】中国史上初めて「軍が学生や市民に銃口を向けた」天安門事件の真実 鄧小平は「CIAの陰謀」だと信じていた
 1989年6月4日、中国・北京の天安門広場に集まった学生や市民らを、人民解放軍が武力で排除するという大事件が起こった。しかし、中国政府は事件に関わる言葉を「禁止ワード」にし、その詳細や犠牲者数すら明らか…
2025.02.09 07:00
マネーポストWEB
改革開放路線の裏では深刻な「副作用」が(写真は2005年の北京。Imaginechina/時事通信フォト)
【橋爪大三郎×峯村健司】格差拡大、汚職の蔓延、環境汚染… 改革開放路線で急速に近代化を遂げた中国で“経済発展の矛盾”が放置され続けた理由
 かつて鄧小平が推し進めた「改革開放」路線で急速な経済発展を遂げた中国。しかし、その影では深刻な「副作用」が生じていた。格差の拡大や汚職がはびこった背景には、一体なにがあったのか。中国に関する多数の…
2025.02.07 07:00
マネーポストWEB
1992年に北京に登場したマクドナルドには、初日だけで1万人以上が訪れたという(Getty Images)
【熱気渦巻く1980~90年代の中国】北京に登場したマクドナルド前には黒山の人だかり、「給料が何十元なのにコカ・コーラが1本6元」…改革開放が生んだ劇的変化
 2000年代以降、急成長を遂げた中国企業は数知れない。社会主義を掲げる中国で、なぜグローバル市場経済のプレイヤーがこれほど大きく育ったのか。そのきっかけとなったのが「改革開放」だった。1980~90年代当時…
2025.02.05 07:00
マネーポストWEB
鄧小平とはどのような人物だったのか(AFP=時事)
【中国「改革開放」の舞台裏】鄧小平という“とんでもない策士”に日本もアメリカもまんまと騙された! 手柄を横取りされた「毛沢東の後継者」と「習近平の父」
 中国「改革開放」政策の実行者といえば、毛沢東に続いて最高指導者の地位に上り詰めた鄧小平の顔と名前を思い浮かべる人は多いだろう。しかし、その裏側で中国共産党指導部の権力闘争があったという。鄧小平が追…
2025.02.03 07:00
マネーポストWEB
なぜ中国共産党は路線を大きく変えることができたのか(時事通信フォト)
【共産主義革命を捨てた中国】歴史的な「米中和解」で帝国主義と手を結んだ毛沢東を中国人はなぜ支持したのか? 「四人組」ら左派を排除した中国共産党の路線変更
 中国が世界第2位の経済大国へと成長する大きなきっかけとなったのが、1972年の毛沢東とニクソンによる「米中和解」だ。しかし、当時の中国は、毛沢東が主導した「プロレタリア文化大革命」の最中で、思想統一が最…
2025.02.01 07:00
マネーポストWEB
“国際関係のリアル”は単純ではない(写真:イメージマート)
「日本を素通りして中国へ」クリントン大統領の「ジャパン・パッシング」はなぜ起こったのか? 冷戦期は「準同盟関係」にあった米中関係のリアル
 2期目のトランプ政権と3期目の習近平政権が対峙する米中関係。その間に立つ日本はどう振る舞うべきか。日米同盟に固執するあまり「米中は対立している」と単純化して世界を見てはいけない理由とは――中国に関する…
2025.01.30 16:00
マネーポストWEB
1972年は中国にとっても大きな転機に
現代中国の出発点となった「1972年の米中和解」の歴史的意義 「狂人理論」のニクソンを完全に籠絡した毛沢東のしたたかさ
 第二次大戦後、同じ社会主義国でありながら対立を深めた中国とソ連。戦争の一歩手前まで進んだ「中ソ対立」への危機感が、ニクソン米大統領(当時)と毛沢東の電撃的和解(1972年)を推し進める原動力になったと…
2025.01.28 16:00
マネーポストWEB
過去には米中が「準同盟関係」だったことも(写真は左からトランプ氏、習近平氏/AFP=時事)
【トランプ2.0で注目の米中関係史】「世界史の大事件」ニクソンと毛沢東による和解はなぜ実現したか 「米中は歴史的に“準同盟”関係だった」という真実
 トランプ政権が発足し、米中関係の行方に世界の注目が集まっている。対立が激化する展開を予想する声もあるが、中国に関する多数の著作がある社会学者の橋爪大三郎氏と元朝日新聞北京特派員のジャーナリストでキ…
2025.01.26 07:00
マネーポストWEB
これからの中国共産党を見ていくうえでの注目ポイントとは(時事通信フォト)
「後継者がいない」中国共産党の不透明な先行き 習近平主席の狙いは当初から「毛沢東のほんとうの後継者」だった
 習近平・中国国家主席の前任者である胡錦濤やその前の江沢民の時代、「毛沢東時代の反省」から鄧小平が定めた「2期10年」の任期制限に従い、2期目スタート時に「後継者」の候補を党中央政治局常務委員に加えるの…
2025.01.20 07:00
マネーポストWEB
「ナンバーツーを置かない」ことを貫く習近平氏(写真/AFP=時事)
中国・習近平主席が忌避する「ナンバーツーの呪い」とは何か? 中国歴代王朝から毛沢東時代まで繰り広げられた“血みどろ闘争”の歴史
 彭徳懐、劉少奇、林彪……中国で毛沢東が最高権力者であり続けた時代、党幹部や軍のなかから後継者が引き立てられては粛清される、という事態が続いた。そこからは、歴代王朝でも繰り返されてきた「ナンバーツーの…
2025.01.18 07:00
マネーポストWEB
「文化大革命」で壮絶な経験をしたという習近平氏(写真=中国通信/時事通信フォト)
中国・習近平主席が一家もろとも辛酸を舐めさせられた「文化大革命」のトラウマ 当時の中国人が毛沢東に抱いた「尊敬と畏怖」の背景
 かつて毛沢東の号令で始まった中国の文化大革命で、実働部隊となったのは学校や工場で組織された「紅衛兵」だった。その暴力的為は凄まじく、多くの党幹部や知識人が攻撃されたが、習近平・中国国家主席も「文化…
2025.01.16 07:00
マネーポストWEB
習近平の反腐敗闘争は「文化大革命」と似ている点も(写真=中国通信/時事通信フォト)
【政敵がことごとく失脚】中国・習近平主席の「反腐敗キャンペーン」の本質 毛沢東の「文化大革命」と同じく「実態は権力闘争」との指摘
 かつて毛沢東の「文化大革命」では、紅衛兵を標的の幹部にけしかけて打倒する事態が頻発した。一方、習近平・国家主席の「反腐敗キャンペーン」は“政敵潰し”が目的だったとされる。「文革」と「反腐敗」の相似性…
2025.01.14 15:00
マネーポストWEB
いまの施策は中国国内からも「文化大革命」と一緒ではないかという指摘が(習近平氏。写真/EPA=時事)
「習近平新時代」「習近平思想」…いま習近平一強体制の中国で展開される施策は「文化大革命」の再来か かつて毛沢東に忠実な人びとを大量に生んだ「労働改造所」の恐怖
 現在の中国社会で指導的立場にある人の多くは、1960~1970年代に「毛沢東思想」を徹底的に教え込まれた“文革世代”に当たる。「反腐敗」や「共同富裕」といった毛沢東時代を想起させる政策を掲げる習近平・国家主…
2025.01.12 11:00
マネーポストWEB
コロナ禍での過度な対策には国民からの不満も(習近平氏。写真=中国通信/時事通信フォト)
コロナ禍の中国「白紙革命」で明らかになった習近平主席「一強体制の罠」と、突きつけられた「共産党への不満」
「2期10年」と定められていた中国国家主席の任期制限を撤廃し、異例の3期目に突入した習近平政権。毛沢東以来の「超一強体制」が固まった2022年10月の党大会の1か月後に中国各地で起きたのが、中国の過度なコロナ対…
2025.01.10 07:00
マネーポストWEB
「大躍進政策」をなぜ止められなかったのか(写真:イメージマート)
数千万人が餓死した中国の「大躍進政策」 なぜ誰も毛沢東を止めることができなかったのか
 毛沢東の「15年以内にイギリスを追い抜く」との宣言がきっかけで始まった「大躍進政策」では、約3年の間に中国全土で数千万人が餓死したとされる。その背後には、「毛沢東主導の権力闘争」があった――。中国の歴史…
2025.01.08 15:00
マネーポストWEB
イーロン・マスク氏率いるxAIは最新モデル「Grok 3」を投入(Getty Images)
トランプ次期大統領の“対ロシア・対中国ディール”の鍵を握るイーロン・マスク氏 米国内で頭打ちのテスラを中国に売る選択肢も【橋爪大三郎氏×峯村健司氏】
 1月20日に米国大統領の就任式を迎えるドナルド・トランプ氏。超大国のトップ同士として中国国家主席の習近平氏と対峙するのは第一次政権(2017~2021年)以来となるが、前回と異なるのはウクライナやパレスチナな…
2025.01.07 06:59
週刊ポスト
2期目のトランプ政権をどう読み解くか(時事通信フォト)
トランプ氏2期目は「2年でレームダック化」の可能性大 プーチン氏・習近平氏・金正恩氏から見れば「2年我慢すれば簡単に御せる」【2025年の国際情勢を見通す鍵】
 1月20日に米国大統領の就任式を迎えるドナルド・トランプ氏。超大国のトップ同士として中国国家主席の習近平氏と対峙するのは第一次政権(2017~2021年)以来となるが、前回と異なるのはウクライナやパレスチナな…
2025.01.07 06:58
週刊ポスト
大躍進政策で土法高炉製造法による鉄づくりに励む農民(写真=中国通信/時事通信フォト)
毛沢東の「15年でイギリスを追い抜く」宣言が悲劇の始まりに… 数千万人が餓死した中国「大躍進政策」とは何だったのか
 中国共産党による「一党独裁」が続く中国。その歴史や文化、社会に精通する社会学者の橋爪大三郎氏と、元朝日新聞北京特派員のジャーナリストでキヤノングローバル戦略研究所上席研究員の峯村健司氏は、中国で現…
2025.01.06 19:00
マネーポストWEB
習近平・国家主席は中国共産党の誰よりも台湾の情勢や人びとの特性を理解しているという(写真/EPA=時事)
【中国にとっての宿願】習近平主席は「台湾統一」に向けた工作のプロだった 毛沢東時代から続く中国共産党「統一戦線工作」の手法
 習近平・中国国家主席にとって宿願とも言える「台湾統一」。実現に向けた重要任務を負うのは「中国共産党中央統一戦線工作部」だ。中国の歴史や文化、社会に精通する社会学者の橋爪大三郎氏と、元朝日新聞北京特…
2025.01.04 07:00
マネーポストWEB

注目TOPIC

フィスコ経済ニュース