ゴミは自前のレジ袋にまとめる
日本全国を一人旅することが趣味だという自営業・Bさん(40代女性)は、チェックアウト時のゴミは、自前のゴミ袋に全部入れておくという。
「自分が出したゴミをホテルのスタッフの方に見られたり、触られたりするのは、なんとなくはばかられるんです。だから、必ずレジ袋を持参し、そこにゴミを詰めて、さらにそれをゴミ箱に入れるようにしています。ゴミ箱に入らない場合は、『ゴミです』などのメモをつけます。
私は旅行先のスーパーで買った惣菜を部屋で食べながら飲むのが好きなんですが、そういった食べ物系のゴミを捨てる時にも、レジ袋はあると便利です」(Bさん)
タオルや室内着をまとめた後、それらをバスタブの中に入れておくという人も。年に2回程度、家族旅行をしているという都内の会社員・Cさん(40代男性)はこう話す。
「使ったフェイスタオル、バスタオル、バスマットなどはタオルバーからはずし、ひとまとめにまるめてバスルームの床か洗面台の上にのせておきます。一度宿泊したホテルのスタッフさんから、『明らかに使ったものはわかりやすいほうがいいので、そうしてくれると助かる』と聞いたので」(Cさん)
ホテルスタッフの作業を考えれば、下手にベッドを整えないほうがいいということは浸透しつつあるが、かといってグチャグチャのままにできないのも几帳面な日本人の性。“汚いままにしすぎず、掃除をしやすいように”する工夫を大切にしていきたい。(了)