新婚で飲み会に参加したら「ここにいて大丈夫?」
マスコミ業界で働く30代女性・Bさんは職業柄、勤務時間も不規則になりがちだ。結婚当初、何気なく「家庭事情」に踏み込まれ、驚いたという。
「新婚の頃、残業していると、やたら心配されて、『何時ぐらいに帰るの?』『ご飯作ってるの?』など、やたらうちの食事事情について詮索されました。『新婚なんだから早く帰ったほうが……』とも、よく言われましたね。じゃあ私の仕事をやってくれるんですかっていう話ですけど(笑)」(Bさん)
Bさんは、「自分の価値観で他人の家庭事情を推し量るのではなく、せめてその背景を知ろうとしてほしい」と話す。
「別に悪気があって言ってるわけじゃなくて、むしろ私に対する配慮なのかなとは思います。とはいえ、そうした発言から『夫をないがしろにしているんじゃない?』的な空気感を感じたのも確か。飲み会に参加すると、『旦那さんはいいの? ご飯用意してきたの? ここにいて大丈夫?』とか、『飲み会に送り出してくれるなんて、良い旦那さんだね』とかもありましたね。
適当に相槌を打っていましたが、そもそも、どうして私がご飯を用意する前提なのかな、と思うことはありましたよ。私の夫は自分で自分のご飯ぐらい作りますし、私だっていろいろな事情をクリアしているから飲み会に参加してるのに。自分がご飯を作れない、作らないからといって、他人の家もそうだと思わないでほしいです」(Bさん)