シングルマザーが飲みに行くと「教育に悪い」？
PR会社に勤務する30代女性・Cさんは、20代で結婚して8年で離婚。当時小学生だった息子の親権を持ち、育てているシングルマザーだ。
「仕事柄出張も多いですし、男性と一緒になる飲みもありますが、よく言われがちなのは、『教育に悪い』ですね。結婚でいえば、元夫のことをいろいろ聞かれた挙げ句、『離婚しなかったら、働かなくて済んだのにね』と言われた時はびっくりしました。離婚してようがしてなかろうが、私は働いていたと思うので……。
あと、気をつけているのはSNSです。例えばSNSに、その日お昼に行ったお店のランチなんかを載せると、仕事関係で繋がっている人がそれを見て、『“片親”なのに、家のことをほったらかしにして、一人だけ楽しんでる』と言っていたらしいんです。いろいろうるさい人はいるんだなと思って、仕事関係以外の投稿はしないようにしました」（Cさん）
男女平等といわれて久しいが、それでも“家事・育児は女性が担うもの”という前提で発言する人はいる。そんな悪意なく無意識に発せられた言葉に、イラッと来る女性は少なくないようだ。（了）
