なかなか手が出せる価格ではないけれど、いつかは手にしてみたい憧れのハイブランド品。とくに、そこまで稼ぎがあるわけでもない若い世代にとっては高嶺の花で、なかなか縁がないもの……かと思いきや、意外にも積極的にハイブランド品を狙っている人もいるようだ。それではどんなブランドに興味を持ち、何を買っているのか。今どきの若者の、ハイブランド品購入事情を探った。
ハイブランド品なら「最悪売れる」
美容系の会社に勤務する女性・アイナさん(仮名、21歳)は、実家暮らしで、手取りは月額20万円ほど。つい最近、27歳の彼氏の誕生日に、ルイ・ヴィトンのネクタイを贈ったばかりだ。価格は3万円ほどで、「ヴィトンとしては手が出る価格だった」からだという。
「家にお金はいれていないので、たまに飲みに行く飲食代とコスメ、ファッション関係を除けば、月に15万円ほど自動的に貯まります。旅行なんか行くとさすがに難しいですけどね。記念日の3万円くらいは、プレゼントとしてちょうどいい価格かなと思ってます」
アイナさんは、自分でもルイ・ヴィトンのスマホケースを使っているが、次はペンケースがほしいという。ルイ・ヴィトンを選ぶ決め手は何なのか。
「まず、ブランドとして間違いがないと思っているからです。親も使っていて、流行り廃りもなさそう。長持ちするし、デザインも、何歳になっても使えるのは魅力です。最悪、売りに出しても、ノーブランドだと値がつかないけど、ヴィトンなら売れるというのもいいところですね。
あと今は、自分用にヴィトンのペンケースがほしいですね。推しのジャニーズアイドルが愛用していて、5万円台ならがんばれば手が届くと思っているので」(アイナさん)