日銀が導入した「マイナス金利」によって銀行の普通預金金利は0.001%となり、10万円を1年間預けてもわずか1円の利息しかつかなくなった。預貯金以外の運用で殖やそうにもなかなか難しい部分もある。しかし、節約アドバイザーの丸山晴美氏(ファイナンシャルプランナー)は「日々の買い物で少しでも得する支払い方法を実践すれば、マイナス金利分をカバーすることも可能です」という。以下、その方法を見ていこう。
●クレジットカード
普段の買い物を現金ではなく、クレジットカード払いにすると、利用金額に応じてポイントが付与される。たまったポイントで買い物したり、商品券と交換できたりするが、注意点がある。
「使い過ぎはもちろん、注意しなくてはいけないのは、できるだけポイントが使いやすいカードを選ぶことです。いくらポイント還元率が高くても、最低交換ポイント数が高く設定されていたり、有効期限が短かったり、交換手数料がかかったりするようだと、せっかくためたポイントがムダになってしまうこともあります。そうならないためにも、クレジットカードを選ぶ際は還元率だけではなく、使いやすさも意識しましょう」(丸山氏、以下同)
●電子マネー
「楽天Edy」や「nanaco」、「WAON」などの電子マネーで支払うとポイントが付くものも上手に活用したい。楽天Edyなら200円分の買い物につき1ポイント(楽天スーパーポイント1円相当)、WAONも200円で1ポイント(1円相当)がたまり、nanacoなら100円につき1ポイント(1円相当)となる。