東証も3月31日に出した通知で「自社株買いや増配のみの対応や一過性の対応を期待するものではない」と念を押しており、企業が資本コストや資本収益性を意識しながら、持続的に成長を目指す姿を期待しています。わたしたち投資家も、目先の対応でごまかす企業ではなく、本気で成長しようとしているPBR1倍割れ企業を見出す必要がありますね。
《今回のまとめ》
・PBR1倍割れは、資産面からみて株価が割安
・東京証券取引所の異例の勧告によってPBR1倍割れ銘柄の注目度アップ
・PBR1倍割れ解消には、持続的な成長が期待される
【プロフィール】
藤川里絵(ふじかわ・りえ)/個人投資家・株式投資講師・CFPファイナンシャルプランナー。2010年より株式投資をはじめ、主に四季報を使った投資方法で、5年で自己資金を10倍に増やす。普通の人が趣味として楽しめる株式投資を広めるため活動し、DMMオンラインサロン「藤川里絵の楽しい投資生活」を主宰。本稿の関連動画がYouTubeにて公開中。