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「銀行・金融は安定した配当株セクター」配当株投資の達人の銘柄選びは“参入障壁が高い業種”に注目

ランキングを鵜呑みにしない

 配当株投資は「王道かつ極めて合理的」とする配当太郎氏だが、その実践には留意点もある。

「まず、配当株投資で成果を実感するには、最低でも10年くらいのスパンが必要です。短期間で利益をあげることを優先せずに長期的な視点で取り組めば、利益を享受できる日がやってきます」

 そのためには、「株価の動向にかかわらずできるだけ早く始める」「複数の銘柄に分散して保有する」「長期で淡々と株数を増やしていく」「目標に達するまで中途半端にやめない」の4つがポイントになるという。

「高配当ランキングを鵜呑みにしないことも大事です。特別増配や記念増配など一過性のケースがあることから、むしろ過度に配当利回りが高くなくても、毎年継続して配当を出し、適宜増配を行なう銘柄に注目します」

 前述の通り分散保有が基本だが、「資産がしっかり増えるまでは5銘柄程度に絞ると管理しやすい」という。

 とはいえ、東証だけで3800を超える上場銘柄がある。どんな基準で選べばいいのか。

「配当株投資にふさわしい企業を選ぶ基準として、私は参入障壁が高い業種(銀行・金融、総合商社、保険、通信キャリアなど)のなかから、『業界1位と2位』または『3割以上のシェアを持つ』企業に注目しています」

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