日本株と米国株、どちらが簡単?
個別株投資は、投資する企業についてどれだけ理解しているか、希望を持てるか、といったその企業に対する“思い”がとても大切です。“思い”を持つためには、その企業の商品を使ってみたり、お店を訪れたり、ホームページを調べたりと、いろいろ分析する必要があります。
また、いくら“思い”があっても、株価が割高であれば買うタイミングではありません。割高かどうかを判断するためには、株式投資の勉強も必要です。結局、日本株、米国株、どちらに投資をするにしても、資産を築くためにはそれなりの労力をかける必要がありますので、どちらが簡単ということはないと思います。
個人的には、個別株デビューをするなら、日本株からスタートするのをおすすめします。なんといっても情報を得やすいといった点で圧倒的に優位性があります。なんとなく知っている程度で個別株投資をすると、上げても下げても理由が分からず、売り時を逃したり、塩漬けになったりする可能性が高くなります。まずは自分がよく理解できる日本企業に投資をしてみて、慣れてきたら米国株にチャレンジしてみてはいかがでしょう?
《今回のまとめ》
・日本株、米国株の売買ルールの違いを理解しよう
・個別株投資は、その企業に対する理解が大事
【プロフィール】
藤川里絵(ふじかわ・りえ)/個人投資家・株式投資講師・CFPファイナンシャルプランナー。2010年より株式投資をはじめ、主に四季報を使った投資方法で、5年で自己資金を10倍に増やす。普通の人が趣味として楽しめる株式投資を広めるため活動し、DMMオンラインサロン「藤川里絵の楽しい投資生活」を主宰。本稿の関連動画がYouTubeにて公開中。