動画視聴の自社サービスを利用できるブロードメディアも企業側の負担が少ないうえ、PRも兼ねる優待の好例といえるだろう。
以下、主な新設優待を紹介しよう。
●大王製紙(東証1部・3880)
「エリエール」ブランドで知られる製紙メーカー。自社商品詰め合わせの優待を新設した。優待対象は300株から。
【優待内容】300株以上1000株未満:1000円相当の自社製品 1000株以上:同2000円相当(3月末、年1回)
●ヒロセ通商(東証ジャスダック・7185)
独立系FX大手。FX取引量に応じて投資家に贈っているグルメキャンペーン商品を、株主優待としても提供スタート。
【優待内容】100株以上1000株未満:キャンペーン商品1万円相当 1000株以上:同3万円相当(9月末、年1回)
●萩原工業(東証1部・7856)
岡山の合成樹脂製品メーカー。保有株数と保有期間に応じてクオカードやグルメ商品、寄付などを選べる優待を新設。
【優待内容】100株以上500株未満:1000円相当の商品 500株以上:3000円相当の商品(いずれも3年以上継続保有で倍額に増額)(10月末、年1回)
●ブロードメディア(東証ジャスダック・4347)
コンテンツ配信事業。子会社ハリウッドチャンネルが提供するオンラインレンタルビデオサービスで利用可能なポイントの優待を新設。
【優待内容】1000株以上5000株未満:「クランクイン!ビデオ」で利用可能なポイント1000円相当(1年以上継続保有で1500円相当) 5000株以上:同4000円相当(1年以上継続保有で6000円相当)(3月末、年1回)
■文/森田悦子(ファイナンシャルプランナー・ライター)
※マネーポスト2017年新春号