投資

40代投資家 「守り」を意識した売買で5000万円突破

 最近大きく儲けたのは、2010 年のユーロ危機の時です。当時、財政危機が表面化していたスペインの株価指数は下がるだろうと思い、CFD(差金決済契約)でショート。同時に、経済が好調だったドイツの株価指数をCFDでロングしました。

 ユーロ危機が深刻化するほど利益が出て、このロング・ショート戦略で数百万円は儲かりました。

 基本的にチャンスがあれば、CFDで原油やトウモロコシ、コーヒーなども売買しますし、外国株も手がけます。株やFXと比べると、CFDや先物・オプション、外国株、債券をやっている個人投資家は少ないかもしれませんが、まずは自分で実際に投資をしてみて勉強してみることが大事だと思っています。

 2014年10月頃は、日経平均1万6000円を高値とするボックス相場だったので「これ以上は上がらないだろう」と思って日経225のコールオプションを売っていました。

 予想通り1万6000円を超えなければ利益が出たのですが、黒田バズーカ第2弾で日経平均も急騰。500万円のマイナスを食らったこともあります……。

 こういった経験から、“攻め”だけで勝ち続けることはできないと痛感しましたね。何かあったときに“守り”が強くないと、そこで退場してしまう。損切りもそうですし、分散投資もヘッジもそう。“守り”を意識した売買を心がけるようにしています。

※マネーポスト2017年新春号

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