消費生活アドバイザー・丸山晴美氏が指摘する。
「人員削減等のニーズから、今後もセルフレジの需要は拡大すると考えます。そうしたなか、店舗と利用者の間で、思わぬ行き違いが生じることも往々にしてあるでしょう。たとえばスーパーやコンビニなどでバーコードのない『3割引』や『半額』シールだけが商品に添付されていた場合、(セルフレジの)バーコードと対応していないこともあります。私がやっている方法ですが、精算時のトラブル防止のため、セルフレジでは必ずレシート・領収証を受け取って、間違いがないかチェックしましょう」
いまや日本国内でも、大手衣類量販店のように「かごを読み取り機に置くだけで精算」できるシステムもある。企業の利便性追求は続くのだろうが、消費者にも店員にも優しいシステムや運用のあり方を検討していくことも重要だろう。(了)