どこかが凹めば、何かが出っ張るのは世の常だけど、2度目の緊急事態宣言で居酒屋やファミレスが夜8時に閉まるようになったら、世間の不平不満がスーパーマーケットに集まったかも!? コロナ禍で荒れる客たちに、店員さんたちがグチるグチる。スーパーの店員さんに、コロナ禍で起きた、お困りエピソードを教えてもらいました。
「コロナに克つ野菜」に振り回された仕入れ担当は
どこでどんなウワサが流れるのか、突然、予想に反して爆発的に売れる商品が出てきたのは、トイレットペーパーの売り切れ騒動からね。
先日はレンコンの棚がカラになって、その前はほうれん草。マグロの刺身があっという間に売り切れになったことも。
最初のうちは仕入れ担当の社員もネットで予想を立てて多めに仕入れたりしていたけど、そういう日に限って売れ残る。だから最近はもう、余計なことはしないって開き直っているわよ。
で、品出ししている私たちパートも、客から「なぜ欠品なんだ。すぐにどうにかしろ!」と怒鳴られたり、「おたくにはいつも買いたいものがないのね。やる気あるの?」とイヤミを言われたりしても、「すみません」「申し訳ありません」を繰り返すのみ。
ワクチンが出回ったら、“コロナに克つ、免疫力アップの野菜”のウワサ、なくなるかしら。
(バックヤード希望の59才女性店員)