幸せになるお金の使い途について問う小説『三千円の使いかた』(原田ひ香・著)が81万部を超える大ベストセラーとなっている。そこで、介護のプロである尾渡順子さんと永井美穂さんに、100円ショップで「3000円の最高の使い方」を実践してもらった。
【プロフィール】
尾渡順子さん/介護福祉士や社会福祉士など数々の資格を保持。介護職向けの研修講師も務める。
永井美穂さん/介護福祉士であり家庭の整理・片付けのプロ。介護の整理業務とヘルパーの二刀流。
在宅介護するために必要な介護用品はDAISOで一通り揃う。特に着目すべきは「ベビー用品」で、介護に活用できるのだ。病院への通院時などに便利なグッズも多く、特に消耗の激しいものは他店で高価な物を揃えるよりも、DAISOで買うのがおすすめだという。2人が3000円で選んだ商品は以下の通りだ。
●『左右に曲がるベビースプーン』100円
ベビー用品だが介護の現場で大活躍。左右に曲がるので麻痺のある方でも使いやすい。
「麻痺やリウマチの人も握りやすい構造です」
●『すべり止めシート(厚手、ブラウン、45cm×90cm)』100円
下に敷くだけで滑らない、捲れないシート。車いすの座面や風呂マット下などの滑り防止に。
●『ネームラベル(強粘着剤使用、ナチュラルカラー)』100円
滲み防止加工で水に強くペタッと貼れるシールタイプのラベル。好きな長さにカット可能。
「施設入所時などの所持品の記名にどうぞ」
●『孫の手 カラーボール付』100円
“痒い所に手が届く”孫の手。ボール部分は軟膏を塗るだけでなく首などもほぐせる。
「ボール部分に軟膏をつけて背中に塗る人も」
●『ハンドル野菜カッター』300円
玉ねぎはもちろん固いニンジンもみじん切りにできる。料理の下ごしらえに
「野菜をあっという間にみじん切りに」