代表的な半導体関連銘柄は?
半導体企業は、おもに半導体設計を専門とするファブレス企業と、製造を受け持つファンドリ企業がありますが、残念ながら日本には競争力の高いファブレス企業もファンドリ企業もありません。ただし、半導体を作るための材料や、半導体製造装置においては、世界にほこるニッチトップ企業が存在します。それらが日本を代表する半導体関連銘柄の一丁目一番地と言えます。
【日本を代表する半導体関連銘柄】
・レーザーテック(6920)
・東京エレクトロン(8035)
・アドバンテスト(6857)
・SCREEN HD (7735)
・ローム(6963)
・ディスコ(6146)
・信越化学(4063)
たとえばレーザーテックは、半導体の微細化に必要な極紫外線(EUV)露光用検査装置で世界シェアを独占している素晴らしい企業です。そのほかの企業も、高度な技術力を保持し、これらの企業があるからこそ、世界で半導体が作られているといっても過言ではありません。
となれば、この中の1社だけでも株を持ちたいと思いますが、なんといっても株価が高い! 2023年6月14日時点で、レーザーテック2万2370円、東京エレクトロン1万9900円、アドバンテスト1万9190円、SCREEN HD1万5870円、ローム1万3245円、ディスコ2万2220円、信越化学4850円と値嵩株ばかり。単元株の100株で買うには、ちょっときつい株価です。
まるっと投資できる半導体株ETF
そこで注目したいのが、これら日本を代表する半導体企業にまるっと投資できるETFです。ETFというのは、上場している投資信託で、通常の個別株と同様に証券コードがあり、取引時間中に売買できます。
その一例が「グローバルX 半導体関連 日本株式ETF」(2644)です。上記で紹介した銘柄はすべて組み込まれており、信託報酬は0.649%(税込)。6月14日時点の基準価額は1口3210円で、1口単位から購入できるので、個別株より断然気軽に投資できます。しかも、半導体の超優良銘柄をすべて取りこぼさず買えますので、何を買っていいか分からないと悩む必要もありません。
半導体への期待がますます高まる中、ポートフォリオに組み入れてみたいと考える人も、多いのではないでしょうか?