そんなBさんは、旅行に行った際には、ガイドブックや駅などに置いてある無料のパンフレットを活用することが多いという。
「パンフレットなんかに載っている“観光マップ”は、ゴテゴテした情報はなく、わかりやすい。あと、スマホの地図アプリだったら地図を拡大したり縮小したり動かしたりながら、広い範囲を確認しますが、紙の観光マップなら一発でわかる。土地勘がない場所ほど、スマホの地図アプリよりも観光マップのほうが便利だと思いますね」(Bさん)
ガイドブックやパンフレットであれば、おすすめの観光スポットや飲食店などがまとめて紹介されている。営業時間や休業日などの情報も網羅されており、スマホでそれぞれの観光スポットの公式サイトにアクセスし、調べる必要はない。
Aさんもまた、前述の失敗を経験してからは、スマホだけに頼るのではなく、観光案内所のパンフレットなどを参考にするようにしている。
「“公式サイトなら大丈夫”というわけではないとことを知りました。スマホで調べるにしても、観光協会が作っているパンフレットや観光ガイドのサイトなどを参考にしたほうが、ほしい情報がすぐに手に入ってラクですし、時短にもなります」(Aさん)
スマホによって便利になったことも多いが、旅行においては昔ながらの“紙のパンフレット”や“ガイドブック”のほうが便利だということも少なくない。スマホで調べ物をするにしても、それなりにコツを掴んでいないと、逆に不便になってしまうこともある。快適な旅行をするには、情報をうまくキャッチする方法を習得することが重要だと言えそうだ。(了)