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【橋下徹氏が語る日本の政治】「大事なのは自公を過半数割れに追い込むこと。そうすれば維新の政策実行力が高まる」

元NHK解説委員でジャーナリストの岩田明子氏(右)と橋下徹氏が120分語り尽くした

元NHK解説委員でジャーナリストの岩田明子氏(右)と橋下徹氏が120分語り尽くした

岩田:はい、総理自身で答弁していましたね。

橋下:あのときは政治の力というものを目の当たりにしました。僕ら野党の人間なのに、安倍さんも菅さんも本当に懐が深くてね。僕なんかノミも通れないほど懐が狭すぎるんですが。菅さんに「裏切られたら腹が立ちませんか」と聞いたら、「裏切られるのが政治家の仕事」と言っていましたね。ブラックホールみたいに懐が深いんです。

岩田:安倍さんのように、菅さんがもう一度、政権を取る可能性については、どう分析していますか。

橋下:政治家はパッションで動くものなので、それが残っているかどうか。

岩田:加えて、一緒にやりたいと思える仲間がいるかどうかでしょうね。

橋下:もう一度やってもらいたいですけどね。菅さんの改革力は本当に凄いと思いますよ。菅さんは自分で結論を決めて、官僚を動かして実現していくのが大得意。波を起こすタイプの政治家です。

岩田:コロナワクチンの接種を猛スピードで進めたり、ふるさと納税を導入したり……。

橋下:携帯料金を下げさせたのも凄い。うちは大家族なので、本当に家計が助かっています(笑)。

岩田:政治が携帯料金に斬り込むのは、相手が民間企業ですから、普通ならできないことですよね。

橋下:よく考えたら、むちゃくちゃですよ。菅さん、薬価も下げさせましたからね。製薬会社の人たちは“悪魔扱い”していましたよ。

岩田:かなりの豪腕ぶりです(笑)。

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