私個人としては、独立系の投資信託会社である「コモンズ投信」や「レオス・キャピタルワークス」、「鎌倉投信」などのアクティブ型は、社長さんや運用担当者をよく知っているので応援しています。
そういう応援したいファンドがある場合や、過去の運用実績がインデックス型を大きく上回っていて今後も期待できるファンドがあった場合は、少しずつなら買ってもいいでしょう。ただし、あくまでも運用のベースはインデックス型にしておくのが無難です。
松井証券で買う場合の「5本」
「いや、つみたてNISA 専用ファンドがいいのは分かったけど、カテゴリー分類だけじゃ全然分かんないよ」という人もいますよね? ではここからは出血大サービスで、「おすすめ証券会社の一つ、松井証券で買うならこの5本!」というのを具体的に挙げますので、参考にしてみてください。
ただし当然ですが、この5本を買えば絶対に儲かる、という意味ではありません。どれだけ選び抜いた商品でも、マーケットの状況によっては一時的に損が出ることもあり得ます。なお選択の基準は、投資する対象、手数料の安さ、投資対象のバランスなどを総合的に考慮しています。本の中では5つのおすすめ証券会社別5選のファンドを掲載していますが、今回はその中から松井証券のおすすめファンドを紹介します。これは「松井証券でNISAを始めてください」という訳ではありません。あくまでも自分にあった証券会社を探してから、おすすめファンドを参考にしてください。
■松井証券ならこの5本
【1】eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
【2】SBI・全世界株式インデックス・ファンド
【3】eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
【4】たわらノーロード バランス(8資産均等型)
【5】PayPay投信 日経225インデックス
ラインナップは他の4社と大きく変わりませんが、あえて【3】国内株式の「TOPIX連動タイプ」と【5】「日経平均連動タイプ」を入れてみました。eMAXISは他社でも取り扱っていますが、TOPIX型では最も手数料が安くなっています。【5】のPayPayは楽天証券とマネックス証券では取り扱いがありませんが、日経平均連動型では最も手数料が安いファンドです。国内株式に絞って投資したいか、他のファンドと組み合わせつつ国内株式の割合を高めたいなら、この2つは選択肢として有効でしょう。