必要としている人もいる 1両くらいあってもいい
商社に勤務する20代女性・Cさんは、弱冷房車は「必要」という。
「あらかじめ冷房が弱めにしてある車両があるのは、ありがたいです。電車内の冷房が効きすぎて寒いと感じることも多いので……。選ぶのは乗客側ですからね」(Cさん)
暑がりの人からは「エアコンで寒く感じるなら、何か羽織ればいい」と言われることも多いというCさんは、「そういう問題でもない」という。
「確かにそうかもしれませんが、常時羽織を持ち歩くのも非現実的な部分があります。いろんな人がいるんだから、どんな電車にも弱冷房車が1両くらいあってもいい。体調によっては、普通車に乗ってお腹が痛くなったりふらつくこともあります。60代の母も、弱冷房車に好んで乗っています」(Cさん)
人によって“適温”はそれぞれ異なるため、最適解を出すのはなかなか難しい。弱冷房車が必要という人、不要という人、それぞれに言い分があるようだ。(了)