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家計に響く生命保険「30年で1000万円」の支出 「生涯の“安心”が買えるなら安いもの」は正しい考えか

 一方、定期保険は掛け捨て型で、保険期間中に万が一のことがなければ支払った保険料は戻ってこない。

「言い換えれば、“毎月4000円ずつ払って、自分が死んだら家族に1000万円”というギャンブルをやっているようなもの。定期保険は養育費のかかる子供がいる人のための商品です」(横川さん)

 病気やけがなどに備える医療保険も人気だが、実際には「なくても済む」ケースがほとんどだと「保険相談室」代表の後田亨さんは話す。

「日本は国民皆保険。健康保険こそが最良の医療保険であることを忘れないでほしい。終身で、医療費の自己負担額は3割で、誰にでも、どんな病気にも対応してくれる。

 もし、入院や手術で治療費が高額になったとしても高額療養費制度があるので、一般的な所得の人の負担額はどんなに費用がかかったとしても月6万~9万円程度で済む。年金生活などで収入が少なければ、支払う上限額はもっと低くなります」

※女性セブン2023年7月20日号

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