出品者によって値段が異なるため様々だが、1着あたり50~100円で購入するようにしているという。ミカコさんにとって、フリマアプリを眺めて可愛い洋服を探すことが最近の唯一の楽しみだそうだ。現在は独身時代の貯金の一部を子育て費用に充てているため、「子供が幼稚園に入園したらパートに出て働きたいです」と話していた。
粉ミルク代はひと月で約1万円
千葉県在住のユウカさん(仮名、34歳)は、10か月の子供にかかる粉ミルク代に頭を悩ませていた。
「完全ミルクで育てているため、800グラムほど入っている粉ミルク缶は1週間でなくなってしまいます。1缶2000円もするのでできるだけ安く買える時にまとめて買っていますが、1か月1万円弱の出費になり、本当に高くてしんどいです」(ユウカさん、以下同)
飲み残しの粉ミルクは雑菌が繁殖するため、少量しか飲んでいなくても廃棄しているそうだ。月齢に応じて離乳食も進めているものの粉ミルクのほうが好きなようで、ミルク卒業まで時間がかかりそうだと話していた。
毎週のように空のミルク缶を捨てているユウカさんだが、その姿を見た同じマンションに住む義母の言葉が心をざわつかせるものだった。
「ゴミステーションで顔を合わせた義母が『ユウカさんは母乳でないんだっけ?』と大声で言ってきたんです。すごく恥ずかしいですし、母乳が出ないことは私の中でコンプレックスの一つだったので触れてほしくなかった。さらに重ねて『私のお友達のお嫁さんは母乳育児みたいよ』などと聞いてもない情報をベラベラ……。ただでさえ粉ミルクの出費に頭を抱えているのに、身内であるはずの義母から外でそんな言い方をされるとは思っていませんでした」
この件を夫に相談すると、「無視してていいよ」と言ってくれたそうだ。しかし、夫や自分が義母に直接抗議できるわけではなく、それ以上に具体的な解決策があるわけではないため、できるだけ鉢合わせしないように生活しているとのことだった。
粉ミルクの他にも値上がりで悩んでいるものがある。それはベビーフードだ。