連日暑い日が続く夏は、汗をかくので洗濯機もフル稼働する季節。特に肌着の洗濯物は増えるだろうが、一方で「これ以上洗濯物を増やしたくない!」という理由もあり、シーツやバスマットなどは洗濯しない、というズボラな人たちもいるようだ。
たとえば汗で濡れたシーツをどのくらいの頻度で洗濯するか。都内に住む会社員・Aさん(30代男性)は、一人暮らし歴15年のなかでシーツを洗った回数は、数回程度だという。
「とにかく洗濯するのが面倒。家の洗濯機には乾燥機能がないので、ベランダで干さなくてはならないのですが、日当たりがあまり良くなくて、シーツくらいの大きなものとなると1日で乾かないこともある。“洗っても乾くかどうか微妙”だと思うと、一気に洗濯する気が失せるんです。かといって、コインランドリーにシーツを持っていくのも面倒だし、何より洗うタイミングがわからない。結局シーツはまったく洗わないですね」
とはいえ、シーツを交換しないわけではない。Aさんは、定期的に新品のシーツを購入して付け替えているのだ。
「シーツを購入するペースは、1年に1回か2回くらい。シングルベッド用の2000円くらいのシーツを買っています。年に2000~4000円の出費だったら、1回飲みに行くのを我慢するくらいなので、まあいいかなという感じです」(Aさん)
一方で、長い期間シーツを交換しないのは、不潔だとは感じないのだろうか。
「清潔でないのは重々わかっているのですが、自分1人が寝るだけなんで、あまり気にしませんね。ちょくちょく布団用の掃除機もかけていますし、消臭剤もかけているし、ダニに刺された経験もない。まあ、人に言ったら引かれるでしょうから、わざわざ洗っていないことを誰かに言うこともありませんが……」(Aさん)