充電施設でのソケット増設がカギ
BEVやPHEVの急速充電施設で最大の問題は、充電ソケットがまだまだ足りないという点です。休日ともなると「30分でひと区切り」という暗黙の了解を守れないマナー違反者なども結構見受けられ、充電現場では殺伐とした空気が流れることがあります。
そうしたインフラの改善と整備のために、高速道路各社(NEXCO 東日本、NEXCO 中日本、NEXCO 西日本)と株式会社e-Mobility Powerでは、2025年度までにEV急速充電器をSAやPAなどに約1100 口に増設する、としています。これは2020年度末の402 口から5年間で充電口数が約2.7倍になることになります。
電動車の普及にとって生命線は走りの性能だけでなく、充電施設のさらなる充実にかかっているわけです。
【ホンダe 2WD】
価格:495万円~(税込み)
全長×全幅×全高=3,895×1,750×1,510mm
ホイールベース:2,530mm
車重:1,540kg
最小回転半径:4.3m
最低地上高:145mm
駆動方式:RR
モーター:交流同期電動機
最高出力:113kW(154PS)/3,497~10,000rpm
最大トルク:315N・m(32.1kgf・m)/0~2,000rpm
一充電走行距離:259km(WLTCモード)
【プロフィール】
佐藤篤司(さとう・あつし)/男性週刊誌、ライフスタイル誌、夕刊紙など一般誌を中心に、2輪から4輪まで“いかに乗り物のある生活を楽しむか”をテーマに、多くの情報を発信・提案を行う自動車ライター。著書「クルマ界歴史の証人」(講談社刊)。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。