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【ドル円週間見通し】やや底堅い値動きか 米雇用関連指標などが手掛かりに

・7月31日-8月4日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(欧)4-6月期ユーロ圏域内総生産 7月31日(月)午後6時発表予定
・予想は、前年比+0.4%
 参考となる4-6月期のユーロ圏HCOB総合PMIは1-3月期の実績を下回った。欧州中央銀行(ECB)の継続的な利上げによる影響が出ており、サービス分野の減速も確認されており、4-6月期の成長率は減速する可能性がある。

○(米)7月ISM製造業景気指数 8月1日(火)午後11時発表予定
・予想は46.8
 参考となる6月実績は5月実績を下回った。新規受注は改善したが、価格指数と雇用指数は低下。7月については、価格指数の大幅な改善は期待できないが、新規受注はまずまず良好である可能性があることから、7月実績は多少改善する可能性がある。

○(英)英中央銀行政策金利発表 8月3日(木)午後8時発表予定
・予想は0.25ポイントの追加利上げ
 前回の会合で0.50ポイントの利上げが決定された。英中央銀行金融政策委員会(MPC)は「国内物価と賃金の二次的効果は、解消するのに時間がかかる公算が大きい」と指摘しており、追加利上げの必要性は消えていないことを示唆している。ただし、次回以降は不透明。

○(米)7月雇用統計 8月4日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+18.0万人、失業率は3.6%
 7月中旬の新規失業保険申請件数は減少しており、雇用情勢はまずまず良好。ただ、雇用拡大のペースは鈍化しているため、7月分の非農業部門雇用者は6月実績に届かない可能性がある。失業率については労働参加率に大きな変化がないことから、6月実績と同水準となる見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・7月31日(月):(日)6月鉱工業生産、(欧)ユーロ圏7月消費者物価コア指数
・8月1日(火):(日)6月失業率、(欧)ユーロ圏6月失業率
・8月2日(水):(米)7月ADP雇用統計
・8月3日(木):(欧)ユーロ圏6月生産者物価指数、(米)7月ISM非製造業景況指数

【予想レンジ】
・136円00銭-141円00銭

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