Tさん(50代/男性)も、おもちゃで失敗した。
「USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)への旅行の前日が末っ子の誕生日で、ずっと欲しがっていたレゴの巨大なセットをプレゼントしたら、大喜び。その日は徹夜する勢いで夢中になり、旅行に行きたくないと言い出しました。宿も電車も押さえていたので、当然無視して出発しましたが、もともと末っ子が駄々をこねて計画した旅行だったので、家族全員テンションだだ下がり。ちっとも楽しめませんでした」
このケースでは、旅行→プレゼントの順番なら最高だったのだろうが、そんなことは親でも想像できなかった。
家族全員が体調を崩しホテルで寝るだけ
Mさん(40代/男性)はロングドライブで福井県まで出掛けたが、何もせずに帰ってきた。
「幼稚園児の娘を連れて、福井県の恐竜博物館まで出かけました。我が家から福井までは片道500kmぐらいありますが、当時は車を買ったばかりで、遠出がしたかったんです。娘は恐竜の図鑑が大好きだったので、わざわざ福井まで足を運ぶことにしました。7時間以上かかりました。
しかし娘は館内に入ると、巨大な複製の恐竜にビビりまくり、周りの人が立ち止まるぐらい大泣き。やむなく一度外に出たところ、二度と館内に入ろうとせず、そのままホテルに行って、翌日には帰宅しました。その後笑い話になれば良かったのですが、娘は恐竜図鑑を読まなくなったばかりか、動物まで嫌いになってしまったようで、完全にトラウマを植え付けてしまいました」