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「定期的に受け取りたい」「財産を残したい」「手間をかけたくない」「株主優待が欲しい」“タイプ別”銘柄選びのポイントと注目株30

専門家が選ぶ「定期的に受け取りたい」「財産を残したい」「手間をかけたくない」人向け銘柄

専門家が選ぶ「定期的に受け取りたい」「財産を残したい」「手間をかけたくない」人向け銘柄

「財産を残したい」ならグロース株

 配当狙いよりリスクは増すが、「妻子に財産を残したいと考える人」は、企業の将来性や利益の成長率に着目した「グロース株(成長株)投資」で、売買差益を狙うスタイルが向いているという。

「将来的な社会の需要変化やイノベーションにより業績が拡大、大きな株価上昇が期待できるのがグロース株です。長く保有すれば資産価値の長期的成長につながりやすく、妻子に遺す相続財産を増やす目的に適しています」(岡山氏)

 同氏が挙げる注目銘柄は、アパレルブランドのユニクロやジーユーを世界展開するファーストリテイリング、エレクトロニクス、エンタメ、金融などを手掛けるソニーグループといったグローバル企業だ。

「ファストリは足元で北米、欧州、東南アジアでの事業が好調なうえ、中国ではユニクロ事業が急回復しています。一方のソニーGは家庭用ゲーム機『プレステ5』が過去最高の販売実績をあげている。同社は世界首位のスマートフォン用画像センサー事業をさらに強化する予定で、世界的な需要増に盤石の供給体制を構築しようとしています」

 ほかにも平野氏は、「アルツハイマー型認知症早期発見装置」などユニークかつ高度な技術を持つことで知られる中堅ハイテク企業・ワイエイシイHDなどをグロース株の注目銘柄として挙げた。

「ほったらかし」にしておきやすい割安株

 一方、「株投資に時間も手間もかけたくない人」には、割安株(バリュー株)が相応しいという。

「いわゆる割安株の銘柄は、大きな上昇は期待できないが、持続的かつ安定的な成長、株価上昇が見込めます。割安な分、リスクも抑えられるので、株価の変動に一喜一憂することなく『ほったらかし』にしておきやすい投資先と言えます」(岡山氏)

 割安株の注目銘柄としてはトヨタ自動車、三菱商事、東京海上HDなど超有名企業の名前が挙がった。

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