交通網が発達している都市部なら、思い切って車を手放すのもアリ。カーシェアリングにすれば税金も保険料も駐車場代も一気に削減できる。
さらに、固定費の多くを占める住居費も決して聖域ではない。
「賃貸なら家賃の安いエリアに引っ越したり、近隣の賃貸物件と比較して家賃の引き下げ交渉ができる場合もある。
持ち家なら、住宅ローンの借り換えを検討してもいいでしょう。金利差0.5%以上、残存期間10年以上、ローン残高1000万円以上なら、手数料を払ってでも乗り換えた方が得になります」(横山さん)
節約とは、「必要なものをがまんすること」では決してない。「いらないもの、ムダなものを見極め、損を避けること」なのだ。そうすれば、本来使うべきところに使えるお金が増え、資産も殖やすことができると、頼藤さんは断言する。
貯蓄はダイエットと同じ、無理せず続けることが大切
「正しい節約法を身につけたら、残ったお金を貯めるだけでなく“手取り収入の○%は貯める”と決めて“先取り貯蓄”に励んでほしい」(頼藤さん)
とはいえ、先取り貯蓄で家計が苦しくなっては本末転倒。