藤川里絵「さあ、投資を始めよう!」

投資信託との違い、注意点は? ついに日本上場「アクティブETF」全6銘柄の特徴解説

 取引時間中にリアルタイムで売買できる投資信託として人気のETF(上場投資信託)。これまでは指数に連動する「インデックス型ETF」のみだったが、9月7日に「アクティブ型ETF」が上場する。はたして投資家にとってどのような魅力があるのか。『世界一楽しい!会社四季報の読み方』などの著書がある個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さんが解説するシリーズ「さあ、投資を始めよう!」。第57回は、「アクティブETF」について。

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 東京証券取引所が、8月21日にアクティブ運用型のETF(上場投資信託)6本の上場を承認、9月7日に上場することが決定しました。これまで日本では、指数に連動するインデックス型のETFしか上場しておらず、アクティブETFが活況な海外と比べて見劣りしていました。日本株のアクティブ型投資信託には、市場平均よりはるかに好成績なものもあるため、アクティブETFにも期待が集まります。

今回デビューするアクティブETF6本の特徴

 以下、6本のETFを運用会社別に見ていきましょう。

【運用会社:野村アセットマネジメント】

銘柄名:NEXT FUNDS 日本成長株アクティブ上場投信
コード:2083
信託報酬:0.625%(税込0.6875%)以内
分配:年2回
特徴:個別企業の調査・分析に基づいたボトムアップアプローチによりビジネスモデル、経営戦略などを分析。中長期的に高い自己資本利益率(ROE)を期待できる銘柄を選別。

銘柄名:NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信
コード:2084
信託報酬:0.475%(税込0.5225%)以内
分配:年4回
特徴:予想配当利回り、業績動向を勘案して銘柄選別。

 NEXT FUNDSは、ETFの中では強いブランド力をもっており、今回の上場組の中でも、人気を争う2本になるのではないかと予想しています。同様のアクティブ投信だと、信託報酬は1%以上のものが多く、ETFだとコストの安さも魅力です。

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