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「タレントには罪がない」ジャニーズの“起用見送りドミノ”のなかで新しい契約の形を模索する企業も

ジャニーズ性加害騒動をめぐる企業の“起用見送りドミノ”

ジャニーズ性加害騒動をめぐる企業の“起用見送りドミノ”

個人との契約は可能?

 新しい契約の仕方を模索する企業もある。外資系生命保険のアフラックは、ジャニーズ事務所との契約を打ち切る一方、タレントと「個人契約」をしてCM起用を続ける可能性を表明した。どんな理由があるのか。

 アフラックは本誌・週刊ポストの取材に、以下のように回答した。

「当社は、創業以来、『人財を大切にするというコアバリュー(基本的価値観)』を脈々と受け継ぎ、また『コアバリューに基づくCSV経営』を経営のフレームワークとして実践してきました。人権を尊重することは企業としての当然の責務と考えており、いかなる性加害もハラスメントも容認しないという企業姿勢を堅持しています。

 当社は、ジャニーズ事務所元社長による性加害問題は重大な人権侵害かつ深刻な社会的問題であるとの認識であり、到底容認できるものではありません。

 9月7日以降の同事務所による会見や発表で示されている再発防止、被害者救済、組織のガバナンス強化策の内容を確認しましたが、同事務所の抜本的改革を実施するには不十分と受け止めざるを得ません。

 当社のコアバリューに照らし、また一企業市民として社会的責任を果たすため、同事務所との契約を終了する方針です。一方、同事務所の所属タレントに非があるものではなく、彼らの活躍の場が奪われてしまうことは遺憾に思っています。したがって、同事務所との契約を終了する方針であるものの、タレント個人との契約に変更するなど、様々な可能性を検討しているところです」(広報部)

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