牛丼チェーンの松屋は9月19日、一部メニューの値上げを実施した。同社の公式サイトでは〈原材料価格の高騰や光熱費、人件費、配送費、包材費などの上昇、および為替変動の影響を受け、慎重に検討した結果、商品の質を維持・向上し、安定供給を図るため〉と、値上げに至った背景を説明。値上げ幅は10円から40円だ。
今回値上げされた主なメニューと、新価格は以下の通り。
『ネギたっぷり旨辛ネギたま牛めし(並盛)』550円→新価格580円
『チーズ牛めし(並盛)』570円→新価格590円
『ネギとろろ牛めし(並盛)』610円→新価格630円
『富士山豆腐の本格麻婆牛めし』500円→新価格530円
『チーズデミグラスハンバーグ定食』980円→新価格990円
『焼鮭定食』690円→新価格730円
なかでも最も値上げ幅が大きいのが、690円から730円となった『焼鮭定食』。果たしてこの『焼鮭定食』の730円という価格と40円の値上げ幅は、納得できうるものなのか。マネーポストWEBの庶民派グルメ担当・記者Aが実食した。
否めないアンバランス感
松屋の『焼鮭定食』は、焼鮭、大根おろし、ミニ牛皿、お新香、焼きのり(4枚)に、ライスとみそ汁がセット。
「松屋の定食メニューとしてはおかずの数が多く、色々な種類のおかずを食べたい人向けのメニューです」(記者A・以下同)
定食のメインとなる焼鮭は、少々小ぶりに感じたという。
「街の定食専門店で出てくる焼鮭に比べると、薄めでボリューム感はあまりない。ただし意外と脂は乗っていて、パサパサ感がないのは好印象です」