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【知っておきたい歯科治療】負担額が少ない保険診療にデメリットも 予算に応じて自由診療も選択肢に

治療費の目安(部分入れ歯とブリッジは保険診察、インプラントは自由診療の場合)

治療費の目安(部分入れ歯とブリッジは保険診察、インプラントは自由診療の場合)

 このような場合、選択肢として知っておきたいのは、自由診療だ。保険適用外ではあるが、これで治療の選択肢が広がるのはもちろん、治療にかかる日数や回数も減る可能性がある。

「保険診療は負担額が少ないというメリットがありますが、できることが限られてしまいます。その一方、1本数十万円するインプラント治療など、高いと思われる治療には、それぞれメリットがあるんです。

 インプラントはチタンなどでできた『人工歯根』を埋め込み、固定させてその上から人工の歯をかぶせます。人工とはいえ、見た目は自分の歯そのものですし、噛む能力も自分の歯と同じように発揮できるため、食事も気兼ねなく楽しめます。

 最近では1回の治療に4時間近くかかる代わりに、治療は3~4回で終わる治療もあります。前歯を2本失っていた51才の女性の場合ですが、費用の総額は約350万円でした。1回の治療は約4時間、治療回数は4回でした。1回30分の治療を30回に分けて行うよりも時間的な負担が減り、何より早く健康な歯の状態を取り戻すことができるので、精神面でも前向きな気持ちになれます」

 しかし、350万円という高額な治療費に躊躇してしまうのも現実だ。

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