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【たばこと戦争の物語】「たばこ店のおばあちゃんは戦争未亡人」説は本当か?「たばこと塩の博物館」学芸員に聞いてわかった真相

自宅の一角に売り場を設けた たばこ店の再現展示 (たばこと塩の博物館)

自宅の一角に売り場を設けた たばこ店の再現展示 (たばこと塩の博物館)

 ざっとまとめると、日露戦争時の煙草専売法施行(明治37(1904)年)、日露戦争後の優遇措置化(明治42(1909)年)、さらに太平洋戦争終結後の法律制定(昭和27(1952)年)。これらが戦争未亡人のたばこ店開業を促した背景だ。

 たばこ店の営業には国と軍と戦争が密接に関わっていた。もう無くなりそうな街かどのたばこ店には、もしかするとこうした歴史の一ページが含まれているのかもしれない。(了)

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