ところが決算翌日の10月6日の株価は寄り付きから大きく下げ、一時は前日比▲9%を超えて大きく下げた。最終的には陽線を付けて引けたとはいえ、決算翌日の株価終値は前日比▲5.17%と驚きの下落となった。
これは大きな押し目となるか、今後の動きに注目していきたい。
【2】アオキスーパー(9977)
10月5日に2024年2月期の上半期決算を発表した愛知地盤の食品スーパー、アオキスーパーも投資玄人が唸るだろう好決算を発表した。
食品スーパーということでまず連想できるのは食品に対する日本のインフレ状況である。その逆風環境を受けながらも前年同期比で利益を黒字転換させた。通期見通しについても当初の予想から営業益2.2倍、経常益2.1倍、EPS2.5倍と大幅な上方修正を行っている。
こちらもPER15.1倍、PBRは0.71倍と割安であったことから、今後の株価動向から目が離せない。
この銘柄の注意したい点は、利益は大幅な上方修正を出したにもかかわらず、売上を小幅とはいえ下方修正している点である。ここは見方が分かれる部分ではあるが、今期の着地予想として売上を前年比▲4.5%としながらも、営業益を前年比2.6倍、経常益を前年比2.4倍、最終益を黒字転換する会社計画は、非常に経営効率化能力に長けているものと評価したい。
財務面においても無借金経営ということで、経営陣の生真面目さが伺える堅実さを感じる決算と言える。
ところが決算翌日(10月6日)の株価は振るわなかった。日本に押し寄せるインフレはスーパーマーケット銘柄全般にとって逆風になるという観測からか、決算翌日の株価は前日比から大暴落の▲8.45%で引けている。同社の堅実経営手腕の見せどころとなるか、今後の動きに注目したい。
【3】NATTYホールディングス(7674)
9月13日に2024年1月期の上半期決算を発表した、餃子居酒屋「ダンダダン酒場」を主力業態とするNATTYホールディングスも前年同期比から大きく成長した数字を発表している。
売上高で前年同期比+23%、利益は黒字転換。当初の上半期予想を売上、利益ともに上振れした。
同社の決算の注目点はキャッシュフローの大幅改善である。前年同期は営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローともマイナスであったが大幅にプラスに改善されており、アフターコロナでの人流回復による来客数の大幅増加が業績につながっていることが想像できる。