ケアマネジャーは介護保険サービスを必要とする人(要介護認定を受けた人)のためのケアプランの作成といった重要な役割を担う。介護保険サービスの中核となる専門職であるため、合格率は20%以下という狭き門だ。
「試験までの3か月間、毎朝4時に起きて1日3時間の勉強をしてから職場へ向かい、夜遅くまで働く生活でした」
関口さんは厳しい受験勉強をそう振り返るが、資格は人生を豊かにしてくれるという。
「資格は“社会に貢献できる可能性”を広げてくれます。資格を持っているから“あの人に相談してみよう”と頼られる。そのことにやりがいを感じます。お金よりも頼られる喜びが原動力として大きいです」
合格発表は12月。挑戦はまだまだ続く。
※週刊ポスト2023年10月27日・11月3日号