まず日本の場合は「同性の友人がいる」と回答した人が43.3%で、異性の友人がいると答えた人はたった1.5%です。さらに、「同性・異性の両方の友人がいる」という人も12.6%にとどまり、「どちらもいない」という人が31.3%に上ります。
欧米は「同性・異性の両方の友人がいる」という人がほぼ半数います。日本人は「男女七歳にして席を同じゅうせず」という孔子の教えを信じているのか、65歳になっても男女で友人関係を築こうとしないんです。そこは、欧米からすると変わっているように見えます。
「シニアの孤独解消」が新たなビジネスチャンスに
さらに寂しい話ですが、日本のシニアの特徴の1つに、「病気の時に助け合う近所の付き合いがない」ということが挙げられます。
内閣府の『高齢社会白書』では、たった5%でしかありません。また、「相談ごとがあった時に、相談したりされたりする」という設問には日本が20%と、やはり欧米と比べて格段に少ないという統計が出ています。
そのように孤立化するシニアの孤独解消ということも、新たなビジネスになると考えられます。