“ポイントカードとクレカ払いの二重取り”ができなくなる
ポイントカード(アプリ)が使用できなくなる一方で、ポイント還元率ではメリットもある。楽天ポイントカードの場合、マクドナルドでの会計200円につき1ポイントの付与だったが、楽天ペイで決済した場合は、100円につき1ポイントが付与される。単純に楽天ポイントカードよりも、楽天ペイを利用したほうが、お得となるのだ。
またd払いでも、貯まるポイントがdポイントカードよりも増える。
「dカードからの支払いに設定しているd払いの場合、『dカード支払い特典』である0.5%分のdポイント(200円につき1ポイント)と、d払いでの基本還元率0.5%分のdポイント(200円につき1ポイント)の合計1.0%のdポイント(200円につき2ポイント)が付与されます。こちらもd払いのほうが、dポイントカード(アプリ)よりもお得になります 」(小浦氏)
また、2024年1月14日までであればポイントの二重取りも可能だ。
マクドナルドの会計時にdポイントカードを提示し、なおかつdカード支払いに設定したd払いで決済することで、dポイントの二重取りが可能。楽天ポイントについても、楽天ポイントカードを提示し、楽天カードや楽天キャッシュを支払いに設定した楽天ペイで決済することで二重取りができる。
元々特定のクレジットカードで支払うことで、ポイントの二重取りは可能だった。
「d払いを導入しなくても、dカードで“クレジットカード払い”をすれば100円につき1ポイントのdポイントが還元。また、楽天ペイを使わなくても楽天カードで決済すれば、こちらも100円につき1ポイントが還元されます。
つまり、d払いもしくは楽天ペイで決済した場合と、dカードもしくは楽天カードで“クレジットカード払い”した場合のポイント還元率は同じということ。
そして、10月2日にd払いと楽天ペイが使えるようになる前から、“ポイントカードとクレカ払いの二重取り”が可能でしたが、1月15日以降はそれができなくなります。クレカ払いからd払いや楽天ペイに移行してもポイント還元率が高くなるわけではなく、これまで“ポイントカードとクレカ払いの二重取り”を実践していた“ポイ活勢”にとっては、ポイントカードサービスの終了はデメリットになるでしょう」(小浦氏)