終活にまつわる副業をスタート
そうしたなかで58歳の時に、思い切ってキャリアコンサルタントの資格を取ることにした。
「60歳で定年を迎え、現在は嘱託社員として継続雇用の形で人事部の仕事を続けています」(金子さん)
そして、61歳になった今年からは副業も始めた。
「終活のための家族信託の仕組みをアドバイスする会社との顧問契約が成立したのです。終活と相続は切っても切れない関係です。これまでの経験と資格を活かせる副業を持つことができ、とても充実した毎日です」(金子さん)
60歳を過ぎてからでも、新しいことはいくらでも始められるのだ。(了)
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